人に指摘するときに気をつけたいこと

最近、人に指摘をされてとても嫌な気分になることがありました。得てして指摘をされても「改善しよう」と思う人と、「なんであなたに言われなくてはいけないの?」と思う人がいます。両者の違いは何なのでしょうか?

人に反感を抱かれるタイプ

会社や職場など、フィードバックを行ったり、人に自分の評価を聞きにいく場面がありますよね。世の中裁判官ばかりですから。やたらみんな評価したがります。それは人の性なので仕方ありません。もちろん僕もそうです。

その中で、人に気になる部分や悪いところを指摘すると反感を持たれる人がいます。僕の経験上では大半がこのタイプです。人の能力を殺すタイプ。モチベーション泥棒です。能力な無い上司に分類されます。

この手のタイプは人を指摘して自分の優位性を保とうとする節がありますのでご注意。だいたい悪いところから指摘して、最後に良いところを話す人。これでは人は良い気分になりませんし、指摘された部分を直そうとは思いません。最初の段階で気分落ちてます。

最初に悪いところを指摘することで、自分の優勢を保ってから会話を進めて最後に褒めておいたらいいでしょ、といった感じでしょうか。これでは人は伸びません。

人に好意を持たれる指摘の仕方

では逆に人に好感を持ってもらって、実際に改善に向けて行動してもらう指摘の仕方をする人はどうしているか。

まずは良い部分から伝えるのです。単純なことですがこれが一番大事です。褒められて悪い気持ちになる人はいません。「最近よく頑張ってるね」「ここすごい良かったよ」などまずは成果を褒める。

そのあとに「でもここが惜しかった」「ここをこうすればもっと良くなる」みたいに指摘してあげると、相手は快く指摘点を受け入れてくれます。ちょっとした違いですがこれが大きな違いです。

ちなみに前者は同じ会社で前の部署の上司。後者は次の部署の上司でした。前の部署の上司の時は僕はいつもイライライして、上司のフィードバックの時間が大嫌いで、面談の後はいつも気分が落ちていました。その後部署か変わってからの上司は自分の良い部分をまずは話してくれて、「次はこれをがんばりましょう」みたいな人だったので頑張る気にもなれて、社内で成績が1位になったりしました。「この人のために頑張ろう」という気にさせてくれるフィードバックの仕方でした。

あとがき

良い人の元には良い人が集まって、悪い人の元には悪い人が集まります。そのサイクルは仕方なくて自分が運悪く、反感を抱くタイプの上司に当たった時は腹をくくるしかありませんね。しかし、巡り巡って必ずチャンスは来ます。誰でもけなされるより褒められたいもの。

指摘されて嫌な気分になった時はこれも社会勉強だと割り切って、自分がそうならないように反面教師にするとよいでしょう。自分が人に指摘する時はそうならなければ良いのです。

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