SNS、ビジネスメール、ブログ、企画書など、あらゆるシーンで正しい文章力が求められます。
正しい日本語を使わないと意味が正しく伝わらなかったり、誤解を招いたりしてしまいます。
文章は『伝えたいこと』ことを『正しく伝えること』が大切です。
そこで今回は、中でも誤用しがちな『~たり』の使い方について解説します。
Contents
並列助詞の『~たり』は省略しないのが基本
並列の動作を表現する際に「~たり、~たり」といったように「~たり」を連続して使うことがあります。
【ダメ文】今日は読書したり、ランニングするなどして過ごした
【修正文】今日は読書したり、ランニングしたりして過ごした
上位の文は今日の過ごし方について、ランニングすることが並列の関係となっています。つまり「~たり」とかかっているというわけです。
ダメ文では、「~たり」を一度だけしか使用していません。
文法的にこれは間違いで、正しくは修正文のように「~たり」を繰り返して使うことが決まりです。
長文の場合は特に省略されてないか気を付ける
「~たり」を省略しがちなケースは文章が長くなったときです。これはアナウンサーなどのプロでも、話す内容が長くなると省略しがちです。しかし、文章として起こすときは必ず注意しましょう。
【ダメ文】タイピングが速くなるコツは正しいフォームを身につけたり、毎日コツコツと練習することが、習得への近道です。
【修正文】タイピングが速くなるコツは正しいフォームを身につけたり、毎日コツコツと練習したりすることが、習得への近道です。
上記の例文では「練習する」を「~たり」に置き換えました。
長い文章になると、つい省略しがちになるので気を付けましょう。
コツは、文章を推敲する際に、チェックすることです。意識を習慣化することで自然に身につきます。
『~たり』は一度だけ使う場合もある
例外的に「~たり」は単独で使用することもあります。
Ex.『雨が降ったりしたら大変だ』
このように、ひとつの事象を例に挙げ、他にも類似の事例を暗示する場合は一度だけでも構いません。
この例のような用法もあるので、並列した場合も「~たり」を省略することがあるのかもしれませんね。
追求しだすとキリがないので、基本的に「~たり」は並列して使うとシンプルに覚えておけば大丈夫です。
『~たり』を正しく使うとリズムが良くなる
「~たり」を繰り返して使うことは日本語のルールですが、これは読みやすさにも通じます。
読み手からすると、文末の語尾が同じだと、リズムよく読み進められます。
「飲んだり、食べたりして〜」といった具体ですね。
逆に、一度しか使ってないと、なんだか不自然な印象になり読んでいてストレスに感じることも。
書いた文章を読み返す際に、「~たり」に注目して読むと、並列して使っている場合と、使っていない場合でリズム感が違ってくることがわかると思います。
『~たり』の使い方が参考になる作家
「~たり」を正しく使いこなせるまでは、とにかく意識づけして数をこなすことが大事です。
おすすめは『読書』です。読みながら「~たら」に気を付けていると多くの作家が正しく使用しています。
中でも「~たり」を多用している人が小説家の『村上春樹』です。
小説の素晴らしさはもちろんですが、村上春樹の文章は読んでいてとてもリズムが良いです。
そこで、気がついたことが文章の中で「~たり」が非常に多いということ。
読みやすい文体で、楽しみながら文章の勉強になるのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ
『~たり』の正しい使い方について解説いたしました。
まとめると、
- 並列助詞「~たり」は、連続して使うが基本
- 長くなると省略しがちなので注意
- 正しく使うと文章のテンポが良くなる
- 一度だけ使う用法もある
となります。
僕自身、以前は省略しがちでよく指摘されていましたが、その後意識するようになってから改善できました。
読み手にリズム良く読んでもらう、という意味からも正しく使うことであなたの文章がググッと良くなりますよ。
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