いつの時代もストレスや心身の健康は、今を充実して生きるための重要なテーマです。
僕自身もストレスで身体を壊したり、仕事を休職した経験があるので、この問題には数年前から真剣に取り組んでいます。
具体的には、朝起きたら必ず散歩したり、睡眠時間をしっかりとったり、運動を日課にしたりなど。
その習慣のお陰で現在は大きく体調を崩すこともなく、仕事も高いパフォーマンスで取り組めています。
こういった習慣に真剣に取り組みだしたのは、精神科医で作家の樺沢紫苑さんの影響が大きいです。
数年前に樺沢先生の著書に出会って以来、紹介されていた数々の習慣を取り入れ、発刊された本はほぼ全て読みました。
その樺沢先生が2020年7月に『ストレスフリー超大全』を発刊したので、その本の紹介をします。
樺沢先生の本は精神科医だけあって、医学的な知見やご本人の経験をもとに、すぐに役立つ知識が網羅的に紹介されており、本書も例外ではありません。
これまでにも樺沢先生の著書ではストレスに関する内容は何冊かありましたが、本書はその集大成とも言える内容と言えます。
さらに各章の最後には、より深く学びたい人向けのおすすめ本を紹介されているので、より深く学びたい内容の項目ごとに知見を増やせます。
では、この本から僕が実践したいと思った3つのTodoをご紹介します。
1.他人ではなく「自分」を変える
『他人と過去は変えられない、自分と未来は変えられる』
とよく言いますが、ここではその具体的な理由や、これを理解した上でどうすればいいかがわかりやすく書かれています。
特に実行したいと思った内容は人間関係において他人の意見に流されずに生きていく方法。
僕自身、結構人の顔色を伺ってしまい、ストレスをためる傾向にあるので「他人の意見はあくまで参考までに留めておく」「他人は責任を取ってくれない」といった記述にハッとさせられました。
また、心の扉は自分から開くことで相手とのラポール(信頼関係)を築きやすくなるということについて、そのステップも学びになりました。
2.友達は1人いれば十分
何を隠そう、僕は友達が少ないです。それは別にコンプレックスでも何でもなく自分で好き好んでそうしています。
樺沢先生も同じ考えだったので安心しました。これは林修先生も同じことを言っていましたね。
無理して交友関係を増やして毒友を持つよりは、もっと自分の目的を明確にして付き合う人を厳選したほうが人生は充実する。
また、人間はどんなに多くの交友関係を持っていたとしても、その中で本当に強い絆で結ばれているのは5人までという調査結果には納得でした。
現在ではSNSが主流の時代でそのフォロワー数やいいねの数がひとつのステータスとされる傾向があります。
それが世間属にいうSNS疲れに発展するわけですが、その対処法も紹介されています。
それは
- SNSは2つ以下に絞る
- SNSを見る時間を決める
- SNSはアウトプットツールに使う
- 承認を求めすぎない
ということ。
これを実行することで大分SNS疲れが解消されそうです。
3.「お金の不安」を取り除く
いつの時代もお金の不安は付き物です。僕も例外なくお金に対して不安になることがあります。
本書ではお金に不安を取り除く方法として、日本人の貯金額の真実や「お金」と「幸福」は比例しないという事例について紹介されています。
特に日本人の貯蓄額については「みんな貯金ないんだな」と思えることができて何か安心しました。
また、これからの時代お金持ちになる方法も紹介されており、最も確実でリターンが大きい投資は「自己投資」になります。
例えば100万円の貯金があったとして「10年で10倍のリターンが得られる金融商品」と聞くとなんだか怪しい感じがしますが、それを可能にするのが自己投資です。
身につけた知識や経験は10年20年の歳月をかけて自分に返ってきます。
樺沢先生自身も20代の頃に読んだ本や映画が現在の活動に活かされているのだそうです。
僕もこれまで読んできた本や、取得した資格が現在の仕事につながっています。
ですのでお金持ちになりたいなら、躊躇せずに「自己投資」にお金を使いましょう。
まとめ
紹介した3つのTodo以外にも、ストレスフリーに生きるためにヒントが盛り沢山の一冊になっています。
特に本書の最終章である「精神科医がたどり着いた「とっておきの考え方」は樺沢先生が本書を通じて最も伝えたかったことが端的にまとめられており、必読です。
本書で学んだことを実践して、ストレスフリーの毎日を過ごしていきたいと思います。
日々の色んなストレスに悩み、解決法を探している人、そうではない人も読んで損しないストレスフリーのバイブルと言えるでしょう。