「年始に立てた目標は?」
「今年中に達成できた目標は?」
そう聞かれたら、即答できる人は少ないのではないでしょうか?
多くの人が目標を掲げても未達で終わってしまいます。
「そもそも目標を立てられない」
という人もいるでしょう。
この記事では、なぜ目標達成できないのか、目標達成するにはどうすればいいのか?目標達成できる人と、できない人の違いを網羅的に解説します。
目標達成できるための習慣やノウハウもお伝えします。
なぜ目標達成できないのか
なぜ多くの人が目標達成できないのか?
だらし無いから?根気が足りないから?
…いいえ、目標達成の方法を知らないから、それだけです。
では、なぜ目標達成ができないのか、その理由を紹介します。
目標が明確になっていない
目標が達成できないのは理由が明確でないからです。
目標は具体的で、はっきりしていないと達成することはできません。
たとえば、マラソンに例えると漠然と「速く走ってください」と言われるのと「ハーフマラソンを1時間30分で走ってください」と言われるのとでは、ぜんぜん違います。
ペース配分もあるし、そのために何をすればいいかが準備しやすいでしょう。
試験も同じ。次の試験で70点以上取る、という目標があるのと、なんとなくいい点数が取りたい、と思うのとでは雲泥の差があります。
目標が明確だからこそ、そこに向かって何をすればいいのか、準備と行動ができるようになるわけです。
達成方法が明らかでない
目標を掲げると、それを達成するための方法も明確にしなければいけません。
なぜなら、ただ目標を作っただけでそれを実現する方法を知らなければ、永遠に実現されることはないからです。
前述したマラソンの例で言うと、今より速いタイムを出すためにはどんなトレーニングが週に何回必要なのか、など。
試験の場合だと目標の点数に達するためには、試験当日までに何回くらい問題集をやればいいのか、苦手な分野はないか、学習塾などに通うか、などです。
目標達成のロードマップがない
方法と似ていますが、ロードマップも大事です。目標達成までの道のりですね。
目標を達成するためには『逆算思考』が重要になってきます。
ゴールから逆算して、そこにたどり着くためには今から何をすればいいのか?と考えます。
たとえば、「あと3ヶ月で100万円の貯金を作る」という目標があるのなら、この3ヶ月で何をすればいいのかを考えます。
1ヶ月後にプレゼンが控えているなら、その日までに何を準備すればいいのか、成功をイメージして道筋を考えていきましょう。
目標達成のハードルが高い・低い
極端にハードルが高かったり、低かったりする目標も達成できない典型的な例です。
たとえば、「来年にアメリカの大統領になる」という目標は、そもそも実現不可能ですよね。
また、目標は低すぎても逆効果になります。
営業の人が「今月は10件のアポを取れたから、来月の目標は現状維持だ」
というのも、そもそもハードルが低いのでモチベーションにならないです。
目標達成するモチベーションが足りない
目標達成できる人はモチベーションがとにかく高いです。
逆に、途中で挫折してしまう人はモチベーションが低い。
想像してみてください。
世界で偉大な形跡を残した偉人たちが、モチベーション低い状態で「めんどくさいない…でもとりあえずやっておくか」みたいなテンションで目標に向かっていたと思うでしょうか?
絶対に違いますよね。
偉大な目標を達成する人は人並み外れた情熱を持っていたはずです。
この情熱が目標を達成するために大切なんです。
目標に挑戦するチャレンジ精神がない
人間の脳にはコンフォートゾーンのという領域があります。俗に言う安全領域です。
その上にストレッチゾーンという領域があります。ここはちょっと無理している領域のことで、最初は居心地が悪く感じる領域です。
その上にパニックゾーンがあります。ここはもう危険領域。パニックを起こしてしまう領域ですね。
人は本能的に安全領域であるコンフォートゾーンを好みます。つまり現状維持です。
しかし、目標を達成するなら自分のコンフォートゾーンの外、ラーニングゾーンを目指さなければいけません。
多くの人はコンフォートゾーンにいたいので、挑戦する勇気が出ないのです。
この外にでてストレッチゾーンに入れば、そのゾーンがコンフォートになり、自分の限界を超えることができます。
自分のコンフォートゾーンを抜け出し、ちょっと自分にとってアウェイなゾーンにチャレンジする精神こそが目標達成する力を養います。
目標達成できる人の特徴
目標達成できる人とできない人では何が違うのでしょうか?
ここからは目標達成できる人の特徴を紹介します。
目標達成への情熱がある
アップルの創業者であるステーブ・ジョブスのプレゼンテーションを見たことはありますか?研ぎ澄まされたプレゼンスキルはもちろん、彼の圧倒的な情熱を感じることができるはずです。
また、トーマス・エジソンは1万回以上の失敗を繰り返しながらも電球を発明したという並々ならぬ情熱を持っていました。
目標を達成するために必要なことは情熱です。
小手先のテクニックも必要ですが、最終的には情熱のある人が大きな目標を達成させます。
具体的な計画がある
目標を達成できる人は具体的な計画を持っています。
逆に目標達成できない人が目標がぼんやりしている傾向にあります。
たとえば、来月の目標は売上120%増で顧客満足度をBからAに変える、というのが具体的な目標です。
これだけ、具体化できていれば達成に向けて何をすればいいのか細分化もできるでしょう。
逆に、「来月はもっとがんばるぞ!」といったなんとなくの目標は、結局何をすればいいかわからないので、達成できないのです。
人に流されない
自分の目標をしっかり持って達成できる人は人に流されません。
たとえば、飲み会の誘いがあっても断る勇気を持っているし、「めんどくさいな」と思ったときも、その誘惑に負けないでしょう。
特に日本人は「みんなと同じ」が美徳とされているので、人に流されやすい傾向があります。
この色の服を買いに来たけど、周りを見渡すとみんなあの色を着ているから、自分の無難に周りに合わせておこう、といった感じですね。
多かれ少なかれ、あなたもこういった経験があるのではないでしょうか?
そんな時にでも自分にどうしても達成したい目標があるのなら、その達成に向けて我が道を進める頑固さも時には必要です。
目標達成の方法をたくさん知っている
目標達成の方法はひとつではありません。
目標を実現する、という意味ではそこにたどり着くための選択肢はたくさんあります。
状況に合わせて、上手に選択できる人は目標を達成できる人です。
逆にひとつの道にしがみつく人は、その道が閉ざされると諦めざるを得なくなります。
たとえば、資格試験の勉強をはじめるとしましょう。目標はもちろん資格試験合格ですよね。
試験合格という目標を達成するには、
・独学
・通信教育
・資格の学校に通う
など、複数の選択肢があります。
資格の学校や通信教育を選ぶ、という選択でもたくさんの学校が存在します。
このように、目標達成の選択肢はたくさんあるので、自分に合わせた選択をする必要があるのです。
ここで大事なのはどの道を選んでも「試験合格」という目標は変わらないと言うこと。
つまり、目標達成できればどの道を選んでもいいのです。
セルフマネジメント力が高い
目標達成できる人はセルフマネジメント力が高いです。
セルフマネジメント力とは自分を律する力ですね。
人間は、誰からに見られていたり、強制されたりしないと基本的に何もしない生き物です。
何もしなくても無限にお金がザックザックと湧いてきたら、もっとがんばって稼ごう、という気も失せてくるのではないでしょうか。
そのため、誰に見られてなくても、強制されていなくても、自分を律して目標に向かっていく力が必要になります。
プロ野球選手が試合ない日でも黙々と素振りをするように、プロボクサーが黙々とランニングするように、自分で自分をコントロールする力が必要なのです。
目標達成できるためには
「目標達成できない理由はわかったからできるようになる方法を知りたい!」
そんな人のために、ここからは、目標達成できるようになる方法をお伝えします。
目標を細分化する(スラミスライス方式)
目標は細かく設定することが大切です。
これを「サラミスライス方式」と呼びます。
どういうことかというと、大きな目標も一つ一つ分解すれば怖くないという話です。
多くの人は最初に大きな目標を立てすぎて、後から振り返った時のハードルが高すぎて漠然としてしまいます。
これをなくすためにも細分化する必要があるのです。
たとえば、「一冊の本を書く」という目標があったとしましょう。本一冊に必要な文字数は最低1万文字です。
1万文字と聞くと気が遠くなる文字数ですが、細分化するとなんてことはありません。
本は目次があります、目次には見出しがあり、さらには中見出し、小見出しと項目が細分化されています。
一つ一つの見出しの文字数を数えると、大体2,000文字くらいです。
つまり、本一冊は2,000文字の見出しが50個集まっているだけなのです。
そう考えると1日に2,000文字書けば、50日で一冊完成する計算になります。
2,000文字と言うとブログでいうと1記事ですから、それほど難易度が高いわけでないことがお分かりになるのではないでしょうか。
このように物事は細分化すると、いっきにハードルが下がるのです。
達成した姿をありありと想像する
目標達成した自分の姿をありありと想像しましょう。
全米ゴルフのスーパースター、ジャック・ニクラウスはショットを打つ前に自分が最高のショットを決めてガッツポーズしながら観衆に大声援を贈られているシーンを想像するのだそうです。
また、フィギュアスケートの羽生結弦さんも平昌オリンピック冬季競技大会で金メダルを受賞した際、金メダルを取った瞬間よりも、行きの飛行機の中でのイメージトレーニングの方が興奮したと語っています。
そのくらい、成功イメージをありありと想像できる人が目標達成できるのですね。
目標達成のご褒美を準備する
目標が達成できた時にご褒美を用意しておくのも良い方法です。
たとえば、普段はいけないちょっといい店でご飯を食べる。いい服を着てみる。旅行に行く。好きな人に連絡する、などなど。
馬で例えると鼻の先に人参をぶらされている状態ですね。
たとえは悪いかもしれませんが、あながち間違っていない方法なので取り入れてみるのも良いでしょう。
自分以外の人の力を借りる
目標達成は自分ひとりでやらないと、と思っていませんか?
目標達成できる人はうまく他人の力を借りています。
たとえば、周りに自分の目標を宣言することで、他の人に応援してもらったり、適度にプレッシャーをかえてもらったり。
実は自分1人の力で達成できることなんてたかが知れています。
誰かと協力して達成する目標こそが協力なシナジーを生み出すものです。
PDCAサイクルを回す
仮に自分の立てた目標を達成できなかったとしても落ち込む必要はありません。
なぜなら、成功するまで失敗はないからです。
そこにあるのはフィードバックだけ。
改善、修正を繰り返してまた目標に向かえばいい。
たまたま今回はうまくいかなかっただけです。
むしろ、うまくいかない理由がわかったからよかったのです。
じゃあ次は別の方法を試してみたり、改善点を洗い出してやり直しましょう。
うまく行くまでこのサイクルをぐるぐる回す。
これをPDCAサイクルと呼びます。
目標達成できないを無くすフレームワーク
実はビジネスの世界には目標達成できないをできるに変えるフレームワークが存在します。
できるビジネスマンは自然とこのフレームワークを使っているものです。
そのフレームワークを紹介していきます。
SMARTの法則
SMARTの法則は、目標達成のための基本的な型です。
これらの条件を満たすと目標達成することができます。
KPI
KPIとはKey Performance Indicatorの略です。
日本語に訳すと、「重要業績評価指標」になります。
たとえば、このプロジェクトの売上目標数値や、見込み顧客獲得数といった具体的な数値目標で用いられます。
マンダラチャート
マンダラチャートはあの大谷翔平選手が高校生時代に使っていたことで有名なフレームワークです。
曼荼羅模様のようなマスを作り、そのマス目ごとにアイデアを埋めていくことで思考の整理や戦略の立案に効果的に使えます。
大谷翔平選手の場合は、「プロにスカウトされる」をいう目標を中心に、それを実現するには何が必要かを曼荼羅式に埋め込んで活用していました。
PDCA
先に紹介したPDCAサイクルです。
P:Plan(計画)
D:Do(実行)
C:Check(評価)
A:Action(改善)
このサイクルで続けていくことで、最適化を繰り返し、目標達成を実現できるというフレームワークになります。
このサイクルを回し続ける限り失敗はありません。そこにあるのは改善だけです。
2時間で目標達成の全てがわかるコース
ここまで目標達成できない理由と、達成するためにはどうすればいいのかを解説してきました。
ひとつひとつ実践していただくことで、目標達成に近づくことができるでしょう。
「もっと具体的な方法が知りたい!」
「目標達成のプロセスを体系化してほしい!」
という方のために、目標達成のノウハウを体系化させたオンラインコースご紹介します。
目標達成するための超本格的なノウハウを本質から網羅的にマスターできます。
ワークもたくさん用意していますので、「何をすればいいの?」と道に迷うこともありません。
自分史上最高の目標達成にまっしぐらに突き進めること間違いなし。
目標達成する方法がわかることで、これまで諦めていた自分の夢を実現することができます。また自己肯定感も上がるので、見えてくる世界も劇的に変わるでしょう。
あなたはどんな目標を実現したいですか?
このコースで、自己イメージを高めて理想の自分に入れてください。
Specific :具体的
Measurable :計測できる
Achievable :達成できる
Relevant :上位目標と関連する
Time-bound :期限が定められている