あなたは最近うまくいっていますか? イエスと答えた方もそうではない方も、今の結果には必ず原因があります。その原因のひとつとしてマインド(心構え、在り方)が挙げられます。
そのマインドを形成する脳科学でも重要視されているRAS(ラス)効果についてこの記事ではメリットやデメリット、いい方向に向かわせるために欠かせない考え方をご紹介します!
RAS効果とは
そもそもRAS効果とは、心理学用語で潜在意識のことを指しています。私たちが今現在、見たり感じたりしているものは潜在意識の上にある顕在意識です。潜在意識は深層心理で、本心とはよく言いますが、私たちの考え方や感じ方の核を担っているのです。
ではRAS効果とは簡単にいうと、「感じたことが現実になる」ということ。世界的に有名な著書にナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という名著がありますが、正しくその思考の現実化がRAS効果です。
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例えば、あなたが新しい車にそろそろ乗り換えたいと考えたとします。次に乗りたい車が、プリウスだったとしましょう。すると街に出ると今まで以上に街中にプリウスが走っているように感じます。これをRAS効果と呼びます。
脳が考えたことを現実に引き寄せる効果のことですね。ではそのメリット・デメリットを解説いたします。
RAS効果のメリット
考えたことが現実になるのなら、どうせなら良いことが起こってほしいと思いませんか? これもRASが働きます。人間は自分が思った通りに人物になります。スポーツ選手が試合前によくイメージトレーニングをしている様子を見たり、自分でもやったりする人はいるでしょう。
あれはイメージしたとおりに体が反応して、現実のパフォーマンスにも本当に影響があります。仕事でうまくいきたいのならうまくいくイメージを、仲良くなりたい人がいるのなら仲良くなるイメージを思い描くことで、現実にその結果を引き寄せやすくなります。
なぜなら、思い描いた途端にRAS効果が働き、自分が考えたことを実現するための情報を脳が集め出すからです。良いことは立て続けに起きたり、調子が良い時に乗りに乗ったりできるのはRAS効果が良い方向に働いているからかもしれません。
RAS効果のデメリット
逆にRAS効果のデメリットは悪いことも引き寄せてしまうことです。あなたがネガティブなことを考えると、脳はネガティブな情報ばかりを集め始めて、現実にそれを叶えてしまいます。
例えば「あの人に嫌われるかも……」と思ったら現実にそうなったり、「失敗するかもしれない……」と感じたら実際に失敗します。脳は自分のイメージを素直に叶えてくれるのです。
ですので、ネガティブはネガティブを引き寄せ、その連鎖から抜け出せなくなることもあります。最悪の場合はメンタル不全で病気になることも。
RAS効果の事例
先述したとおり、RAS効果は思考を現実にします。私の経験では「このクライアントとはうまくいきそう!」と直感で感じると本当にうまく行ったり、「この人とはなんか悪い予感がする」と感じたら結果も悪かったり。
仕事の結果も、良いイメージがある時は良い結果がでて、悪いイメージの時は悪い結果が出ていました。また車を乗り換える時は家から一歩でた途端に、欲しい車しか街中に走らなくなったり、好きな女優さんがいたら、街中でその女性に似た人を探しています。
RAS効果は人間関係や恋愛にも非常に関係する(というかこれで決まる)ので、基本的にポジティブに考えたり、物事や出来事を捉えるようにしましょう。そうすると良いことを引き寄せることができます。
人生はマインドで決まる
RAS効果に代表されるように人生はほぼマインドで決まります。仮に出来事の結果の原因に例えると、2割が行動で8割がマインドといっても過言ではありません。マインドが変わると行動が変わります。行動が変わると結果が変わります。
RAS効果 まとめ
RAS効果のメリットやデメリット、体験談に基づいた事例をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
ポジティブなことを考えるとポジティブな出来事を引き寄せ、ネガテイブなことを考えるとネガティブな出来事を引き寄せます。私たちの脳の構造上、そうなっていますので、できるだけ思考には日々気をつけて、最高の日々を過ごしていきたいものですね。
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