「話が長い」
「何を伝えたいのかわからない」
あなたはそんな風に上司や取引先、友人から言われたことはありませんか?
話が長くなったり、迷走する人は地頭が傾向があります。
しかし、実際には話がまとまらないことで評価を下げてしまいがち。
会話上手は結論から話し始める
会話上手な人は「結論」から話し始めます。あなたの周りにも話し上手な人でそういう人はいるのではないでしょうか。「結論からいうと」という枕詞を使うことで、会話が劇的にシャープになります。
なぜなら、結論を先に伝えることで、相手はこれから何を話すのかがある程度想像つくからです。
どこが着地点なのかわからない話をダラダラと話されるほど、退屈なことはありません。
話し手の側も「結論からいうと」とまずは伝えることで次に「なぜならば〜」と順序立てて会話を進めやすくなります。
「結論からいいますと」「結論から申し上げますと」と、ビジネスからプライベートまであらゆるシーンで会話上手になれる魔法の枕詞が「結論からいうと」なのです。
実際に結論から話している人を参考にする
「そうは言っても想像がつかない」という方のために結論から話し始めて参考に人を2人ご紹介します。
まず1人目はYouTuberで美容整形外科の髙須幹弥さん。本当は美容整形外科が本職なのですがYouTuberとしても非常に人気があります。そのチャンネル内でQ&Aコーナーがあり、美容整形の質問から経済、政治、社会情勢まで幅広い質問に的確に答えられています。ものすごいわかりやすく人気のコーナーなのですが、幹弥先生が動画の冒頭で必ず使う枕詞が「結論からいうと」です。
これを言われることで次の内容がすっと入ってきて20~30分の内容も全然長く感じません。
ぜひ参考にしてみてください。
2人目は、キャメロン・ラッセルさんです。世界的に有名なモデルさんですが、この人のTED動画が結論から反し始める例として参考になります。一部を紹介すると
イメージという物は強烈です。
しかし同時に、
イメージとは表面的なものなんです。
私はたった今数秒で
自分のイメージを変えました。
(実演しながら結論を示す)
といった具体。
実際に動画を見た方がわかりやすいと思いますので以下のリンクからぜひ。
文章でも結論から伝えることは大事
結論から伝えることは文章においても非常に大事です。
冒頭で何を伝えたいのかわからない文章は読者が離脱しやすいという側面があります。
そのため、コラム記事でもWEBメディアのSEO記事でも結論から書き始める必要があります。
文章術では結論からロジカルに伝える型のことを「PREP法」と呼びます。
これは
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論
の順番で伝えることでわかりやすく伝わるプレゼンのフレームワークでもあります。
文章がすっきりして伝わりやすくなりますので、文章で相手に言いたいことが伝わらないという方はぜひ使って下さい。
PREP法についてはこの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
会話上手は相手の質問を確認する
もうひとつ、補足的に会話上手になるコツをご紹介します。それは「相手の質問を確認する」ということ。
たとえば、「今の質問はこういうことですよね?」と相手に確認する。そうすることで相手は自分の話に答えてくれると感じますし、自分自身の思考の整理にもなります。
良くテレビ番組のコメンテーターや、セミナー講師も「○○という質問ですね。それは〜」という風に話を展開している光景を見ますよね。あれも質問相手に安心感を与えたり、自分自身の思考を整理するという役割があるのです。
会話の切り口から変えていこう
本記事では会話上手になるための魔法のひと言をご紹介しました。「結論からいうと」という枕詞を使うことで、話がグッとシャープになり、まとまりやすくなります。相手にもいい印象を与えますし、会話をまとめられる人は仕事ができる人という評価にもつながります。
という流れをぜひ意識して取り入れてみてください。
あなたの会話が劇的に良くなることが感じられるでしょう。