【残酷すぎる成功法則】が面白い!最先端の成功サイエンスとは?!

成長のヒント

エリック・バーカー著作の「残酷すぎる成功法則」が面白いです。

この本は世界中で常識とされている話を数多くのエビデンスをもとに考察したビジネス書。

もともとは週に1回更新されるブログ記事がもとになっています。

一言でこの本を表すといわば『最先端の成功サイエンス』

つまり、成功法則を科学しているということ。

普通の自己啓発の本やビジネス書とは経路が違い、まるで論文の塊を読んでいるようで、読み応えがあります。

この本を読む前は「残酷すぎる」と買いてあるので、不都合な話があると思っていました。

実際は色々な事例と研究結果を紹介し、最後のまとめでは結局どうすればいいのかの指標も示してくれている、論文のような印象です。

とても内容盛り沢山の本ですが、その中で印象に残ったトピックスを紹介します。

『残酷すぎる成功法則』からの気づき

海賊のマーケティング

まず、面白かったのは世の中で一番統制のとれていた組織は軍隊でも医者でもなく、『海賊』だったという話です。

もともと、海賊をはじめマフィアと呼ばれる人たちの組織は秘密厳守で、横の繋がりが強いことで有名です。

マフィアというと、裏切るとすぐにボスに殺される印象がありますが、本当にすぐに部下を殺していると、すぐに人は去っていきます。

その結果、界隈でも酷評が広がり、そのボスがいる組織は存続していけません。

ですので、マフィアのボスは広い心が求められます。

さらに、マフィアは一般人と違って仲間に殺されそうになっても警察を呼べません。ですので、より強固な絆で結ばれています。

海賊もこれと同じで、仲間同士の絆はとても強く、しても完全なる民主主義だったみたいです。

何かを決めるにも、基本的に多数決。

よく「お頭」とボスのことを読んでいますが、実際には海賊のお頭自体にそれほど決定権は無かったそう。

何より、海賊が怖い格好をしているのは、一般人と出会したときに、見ただけで怖がって逃げるように仕向けた戦略でした。

なので面白いのは、海賊は人をあまり殺さなかったみたいです。戦わずして勝ててたので、人を殺す意味がなかったのですね。

すごいマーケテイングです。

勝者は決して諦めないのか

よく世間一般に言われていることが「勝者は決して諦めない」という言葉です。

エリック・バーカーは調査の結果、「諦めなければ何かしらの気づきはある」

と結論づけています。

これはとあるアメリカの医学生がカンフーに憧れて中国に単身で渡り、カンフーの達人の弟子入りするという逸話を引用しています。

この学生は、小さい頃からいじめられっ子で、強さに憧れていました。優秀な大学の医学部に入学した後、いきなり思い立ちます。

結果として、彼はカンフーの有名な大会に出て、ボコボコに倒されます。

その後、彼はアメリカに戻って医者になった後、作家になりました。

作家になってから彼は中国で「カンフーを習った経験が活きた」と語っています。

強くなりたい、という思いを諦めなかったから実現できたことですが、たとえ勝者にならなくても何かしらの気づきは得られるという教訓です。

ゲームに見立てる戦略

「退屈」をなくせば「努力」は必要なくなるとエリック・バーカーはいいます。

どういうことかというと、日常の仕事や勉強も工夫ひとつで楽しくこなせるいうこと。

例えば面白いゲームは5回中4回はクリアできないようになっているみたいです。

つまり、5回チャレンジして、4回は失敗してもゲームなら楽しくやれる。

これが仕事や勉強になると、一回でも失敗すればやる気を無くしてしまいます。

これは、認識の問題である大学生を2つのグループに分け、片方のグループには大事な課題といい、片方のグループはゲームということを伝えました、内容は同じです。

その結果、ゲームと伝えられたグループの方が良い成績を収めました。

これらを

「認知的再評価」

と呼びます。

例えば、なかなか食べてくれない幼児に飛行機型のスプーンで与えてみたら喜んで食べ出した、という例があります。

このように、工夫ひとつで辛い仕事の楽しく、努力せずに克服したり、上達できたりします。

成功したメジャーリーガーの残酷すぎる成功法則

かつてアメリカで大活躍したメジャーリー街に『デッド・ウィリアムズ』という人がいました。

彼はすごい成績を残し、大活躍した選手。彼は生活そのものが野球でした。くる日も来る日も練習に励み、他のメジャーリーガも舌を巻く位に仕事に打ち込んだ結果、素晴らしい結果を残したのです。

そのストイックさは引退して監督になってからも健在で、選手からは批判の声も挙がりましたがチームは好成績を残します。

デッド・ウィリアムズから学べることは『成功の秘訣は仕事に人生を捧げること』ということです。

ちなみに1999年には「スポーティング・ニューズ」誌が選定した「最も偉大なプロ野球選手トップ100」に選出されています。

ただし、デッド・ウィリアムズをはじめ、仕事に人生を捧げる人は逆に家庭ではうまくいっていない傾向にあります。

デッド・ウィリアムズは3回結婚し、3人目の妻からは「怒ってばかりだった」と述べているし、アインシュタインも家庭ではあまり上手くいっていないことで有名です。

仕事でずば抜けた結果を残したいのなら、朝起きて歯を磨くと同じくらい努力が必要ですが、その代わりプライベートは犠牲になるというトレードオフの関係にあります。

あなたは仕事の成功とプライベート、どちらを選びますか?

ストレスを消す特効薬は「コントロール力」

日々の生活にストレスは付き物です。これとどうやって付き合っていくかが幸福度につながるといって良いでしょう。

エリック・バーカーが推奨するストレス解決法として次の2つを挙げています

  1. 寝る前に次の日の予定を手帳に書き出す
  2. 悩み事を紙に書き出すと不思議なくらいに心が楽になる

実際に私もやってみましたが、驚くことに心から不安が減ります。

ストレスに悩んでいたら是非やってみてください。

心の中の不安を言語化することで、ストレスが緩和されることは脳科学でも証明されています。

著者の主張
  • 成功者になるために必要なことは「調整すること」
  • 「自分はどんな人間か」「どんな人間を目指したいのか」の2つを加味し、そのバランスを調整すること

まとめ

色々な成功法則をエビデンスをもとに考察している本書ですが、最後に著者のエリック・バーカーからの提言が紹介されています。

それは

  • 成功者になるために必要なことは「調整すること」
  • 「自分はどんな人間か」「どんな人間を目指したいのか」の2つを加味し、そのバランスを調整すること

上記の2つです。

さらに自分自身の最高のバランスを見つけるためには、古代デルポイの神殿に刻まれた格言「汝自身を知れ」に尽きます。

自分に知り、何を達成したいのかを知ることは、成功することに不可欠です。

また、その中で他者との関わりも重要です。

「人生で本当に重要な唯一のことは、他者との関係」

とも言われます。

全ての悩みの根源は人間関係の悩みであると、アドラーも言いました。

残酷すぎる成功法則はとても読み応えのある本です。

しかし、その分得られることや、充実感も得られる一冊と言えます。