ピエール瀧さんの逮捕でコカインに注目が集まっていますね。実はコカインと大麻は別物なんです。しかし違法薬物には変わりありません。この記事ではコカインの成分や飲めばどうなるのか。副作用について解説していきますね。
コカインの成分
コカインは南米に生息する植物「コカノキ」から生成されることからその名前の由来が来ています。
ウィキペディアではこの様に紹介されています。
コカイン(英語: cocaine)は、コカの木に含まれるアルカロイドで、局所麻酔薬として用いられ、また精神刺激薬にも分類される。無色無臭の柱状結晶。
1885年にはじめて単離され、19世紀後半から20世紀初頭には広く販売されていたが、後に国際条約で規制され、麻薬に関する単一条約による規制に引き継がれている。日本の麻薬及び向精神薬取締法における麻薬である。
一種の覚醒剤ということで間違いでしょう。摂取すると幻覚や気分がハイになるなど、俗に言うキマった感覚になります。
作用は一瞬
コカインは摂取してから興奮状態が続くのは30分〜60分と非常に期間が短いです。そのため、1日の摂取作用が増えるのだとか。タバコでいうとチェーンスモーカーの様なものですね。
気分が高揚するのは短時間ですが、かなり強い依存性があるので、一度その快感を味わうとハマってしまうみたいです。ちなみにタバコの依存よりも強い依存症になるみたいです。
摂取方法
コカインの摂取方法は映画でマフィアが薬を決めるシーンなどで見たことのある人も多いのではないでしょうか? 鼻から白い粉を吸ってラリっているアレです。
コカインを鼻から吸うのには訳があり、鼻の奥の粘膜は脳の神経に直接繋がっているのですね。なので鼻の粘膜に直接粉を吸い込んで付着させることで脳に直接刺激を与えることが出来るのです。吸い込んだ瞬間から気持ちよくなれるという理由からあの摂取方法がポピュラーになったのですね。
みんなラリりたいために色々試してたのですね。
副作用
気になるのがやっぱり副作用ですよね(ならないか)。覚せい剤のほとんどは薬が切れた後、強烈な副作用が襲います。コカインも例外ではありません。コカインを常用すると幻覚や睡眠障害、躁鬱といった様々な副作用が起こります。また食欲の低下、制御不可能な行動、意味不明な行動や言動、パニック、幻聴etc……など。
一時的には「ハイ」な状態になれても副作用を知ると怖くて手が出せませんよね。出さなくて正解なのですが。その他あまりに長期的に摂取し続けると免疫力が低下して様々な病気にかかるリスクも高まります。
コカインはセレブの薬
コカインは別名セレブのドラッグと呼ばれており末端価格も5,000円からと他のドラッグと比べても比較的高いことからその名前の由来が来ています。事実海外の大物ハリウッドスターやミュージシャン、御用たちなのはそのためでもあるでしょう。さらに驚きなのが、あのAppleの創始者スティーブジョブスも若い頃は薬物使用者だったとか。
その結果、あの世界を変えたiPhoneシリーズやmacが世に生み出されたとなると、何だか複雑な気分ですよね……
一体何が罪なのか
最後に海外ではホームパーティで普通に出回っているコカインですが、使用すると何が罪なのでしょうか? 健康を害するからという点ではタバコやお酒も同じです。タバコも少なからずハイな気分になりますし、お酒も同様です。共に深刻な生活習慣病の引き金です。
考えられる仮説がコカインの使用者にはバリバリ働きたいビジネスマンや創作作業に忙しいアーティストが多いというところなのです。コカインを摂取すると12時間以上平気で作業出来るみたいです。バリバリ仕事したい人には夢の様な薬ですよね。まさに疲れ知らずというか。
通常より脳が興奮した状態、所謂”覚醒”した状態になるので優れた芸術作品も生まれるでしょうし、パフォーマンスも向上します。誰も思いつかないアイデアも出てくるでしょう。そうなると困る人が出てくるのではないでしょうか? 世の中をある一定の秩序にまとめようとすると薬の力で飛び抜けた人や作品が出まくったら秩序が保てなくなります。
反面、タバコやアルコールが合法なのは単に過去に法律を決めたお偉いさんが好き過ぎてやめられなかったとか、そんな理由かもしれませんね。だったら笑えます。
まとめ
コカインは犯罪です。絶対にやめましょう。一時的に「ハイ」な状態になれたとしても逮捕されて残りの人生を不意にしてしまうと元も子もありません。ただ、コカインは禁止されていますがマリファナはアメリカのいくつかの州では合法になるなど、何だかドラッグに関してはグレーな感じがします。
ちなみに日本でコカインで逮捕されると7年以下のなが〜い懲役が待っています。そんなリスクを犯してまでやり続けるのか? と思うと手を出したとは普通は思わないでしょうね。
<終わり>
k.okajiy
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